09.杣口 金櫻神社
(山梨市)
(そまくち かなざくらじんじゃ)


 金櫻神社は金峰山を御神体とした、吉野の金峰山になぞらい、山岳修験道の開祖役小角(えんのおずぬ)が国家鎮護を願い、金剛蔵王権現を御神体としたことから、金櫻神社にも蔵王権現像の彫刻と南北朝時代の作とされる、鋳製(直径35cm)の円形御神体が奉納されています。

  金峰山への登山口には金櫻神社や金峰神社などがあり、金峰山の領域を守っています。甲府市の昇仙峡にある金櫻神社は御嶽道として有名であるように。山梨県内には9筋の道筋がありました。

  山梨市内には万力からの西保筋・杣口筋があり。ここ杣口筋の金櫻神社からクリスタルラインを約2km北上すると金櫻神社の奥社地となります。その地形は北面に花崗岩の岩場を拝し金峰山の五丈岩(御像岩)になぞらえたものと云えます。金櫻神社周辺には様々な歴史の息吹が感じられます。風景を楽しむと共に古道や歴史探索も試みたくなります。

クリスタルライン脇の赤鳥居
案内板
金剛蔵王権現像



 
 
 
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